みなさまこんにちは、技術・メンテナンス担当の上田です。

今回は遠方のメンテナンスについてご紹介致します!

岡山県の食品工場の業務用浄水装置と、広島県の家庭用ホームクリーン装置を利用されているのお客様2件のメンテナンスを行いました。

茨城県つくば市を22時に出発し、休みつつゆっくりと向かいました。

今回は、広島県のお客様の、膜交換の様子をお伝えします。


場所は中国地方のど真ん中、田園と山々に囲まれたのどかな村落です。

T様邸HC浄水装置②

こちらのお客様は、約10年前に装置を導入されていて、私は入社する前だったので、今回初めての訪問となりました。

遠方なので、普段は、再生剤ナトリウム、活性炭フィルターのご注文はお電話で頂き、それを宅急便で発送するという方法でした。

10年近く水を浄化し続けてきたこの装置も、水量の低下が著しくなってきたとのことで、メインとなる中空糸膜を交換することとなり、活性炭フィルターの交換も同時に行いました。

T様邸HC浄水装置③


お客様が、フィルターの中を見せてほしいとのことだったので開けてみると・・・


T様邸HC浄水装置


10年分の汚れを蓄積させたフィルターが出てきました。

鉄分が多い原水水質のため、溶存している鉄分が酸化物として析出し、
蓄積したものだと思われます。

膜交換後は目に見えて水量も増え、快適になったと喜んでいただきました。

弊社の浄水装置を長らくご利用の方、水量の低下など
気になることは、お気軽にご相談下さい!



さて、ここまでタイトルにあった「懐郷編」という単語に関係のある話は一切ありませんので、いったいなんのこっちゃと思われると思います。

私事ですが、実は、生まれてからの数年間、今回お伺いした御宅からほんの数キロの所で暮らしていたことがありました。

母方の実家があり、小中学生時分も、度々訪れては、田畑山林で遊んでいました。

ただ、広島県内であることと、町の名前しか知らなかったため、そのことには気づかず、運転中に町名の標識を見たときは本当に驚きました。

今回の件がなければ二度とは訪れることもなかったと思います。

車窓からの風景は、当時の記憶を鮮明に呼び起こし、予想もしていなかった
ノスタルジーに浸った旅となりました。


文・写真:上田