皆様こんにちは!
今日は、6月7日~9日まで開催していた、「2017防災産業展in東京」へ行きましたので、ご紹介致します!
まいどお世話になります、ビッグサイトの正面です。
災害対策用浄水装置の他、何か新製品のヒントにならないかと、展示会へやってまいりました。
最初に出会ったのは、「自然エネルギーによる発電」の分野でした。
ブース名は「福岡市スマートコミュニティ創造協議会」
山口大学と大成建設のコラボレーションで推進されているプロジェクトで、「塩分濃度差発電」に注目しました。
「逆電気透析」「浸透圧発電」(海水と河川水の塩分濃度の差を利用した発電システム)と言われる再生可能エネルギーです!
実際に、福岡市の排水システムで、実証実験を行っているところだそうです。
デモ機で発電中!ドラえもんのタケコプターが回っています。
詳細は、こちらをご覧ください↓
比嘉研究室
要になるイオン膜の機能向上を目指すなど、改善点などがあるようですが、水力発電とは全く違った視点なので、将来が楽しみな技術だと思います。
次はこちら、ブース名「TERU Inc」有限会社テルさんです。
空気中から水をつくり出す浄水器、「泉せせらぎ」という製品を展示しておられました。
一日4Lの飲料水を生成出来るそうで、本体価格16万円とのことでした。
詳細は、こちらをご覧ください↓
泉せせらぎ
蒸留水のような捉え方だったので、生成後、細菌が発生しないのか聞いてみました。
すると、生成時に消毒する機能を備えているとのことで、内臓されたセラミック製のフィルターも見せてもらいました。
生成できる飲料水の量は、湿度によって左右されるそうですが、今の時期は6L近く、乾燥した冬の時期でも3.5Lは出来るそうです。
水源がない離島などを中心に納入実績が増えているそうです。
私自身は、一日中電気を使わないといけないということが気になりました。
調べてみると、300Wの消費電力なので、24時間回すと一日の電気代が¥195です。
毎日使用して一月¥5832です。
(1kWh=27円の計算です、深夜電力が使えればもっと安いですね)
500Lタイプの冷蔵庫とほぼ同じなので、普段使いしづらいカモ・・・
災害時に電気の供給が止まったりしても、蓄電や太陽光の電気が使えたりすれば、また頼れる存在なのかと思いますが。
これからのむずかしい時代を、どんな製品で、考え方で乗り切っていけばよいのか、やはり人に、会社に直接向き合うことで見えてくると思うので、これからも犬も歩けば棒にあたる精神で、いろんなところへ直接行ってみたいと思います。
文・写真:樋口
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