皆さまこんにちわ!

香川県から、宅急便で膜が2本届きました。

今回は、こんな形でメンテナンスしていますというご紹介です。

2008年なので、ほぼ10年前に装置を購入されたお客様で、それから今まで、約1年~2年の間隔で膜洗浄の依頼を受け、洗浄後に送り返すという形でメンテナンスしています。

こちらお客様は、手動洗浄式なので、自動洗浄式よりも膜に汚れが詰まりがちになってしまいます。

洗浄装置にかけ、フラッシング洗浄を時間をおいて繰り返し行うことで、膜の中(ストロー上になった内部)の汚れをどんどん出していきます。

膜洗浄中1


洗浄すると、こんな汚れが出てきます。また、右の写真のように、膜自体にも汚れが溜まります。
膜の中の汚れ1膜の汚れ2

最近の装置は、ほとんど配管でがっちりと固定したタイプの装置なので、
「膜を自分ではずして送るなんて、到底できない!」と思われるかと思います。

確かに配管接続よりも強度は弱くなりますが、「ホースで取り付ける」ことも出来ます。
それでもしっかり浄化しますので、香川県のお客様は、ワンタッチホースを使うことで、このメンテナンス形式を可能にしておられます。

技術者が香川県まで行けば、どうしても交通費がかかってしまいます・・・。
ですので、お客様のお手間はかかりますが、経費は節約し、なおかつ膜も長く使える、というメリットもあるのです。


きれいになるまで繰り返し洗浄します!だんだんだんだん透明になっていきます。
(右側のような状態が、左側のようになっていきます。)
膜洗浄中3

最終的には、処理水量も上がり、膜到着の3日後には送り返すことが出来ました。

最後には、圧力をかけて、水漏れチェック!
圧力をかけて、水漏れチェック!1O-リング交換

この検査で、わずかな漏水を確認!O-リングと、バルブの劣化が判明し、交換しました。
大きな水漏れになる前にメンテナンスできて、メーカー側としても一安心です。

「きれいな水を使いたい」そんなご希望をお持ちの方は、いろんな方法がありますので、ご相談下さい。一番よい方法を一緒に考えましょう!


文:樋口/写真:水野、樋口